◆ Fender Japan Oシリアル ムスタング W/ケーラーライセンストレモロ ◆
’1997年〜2000年ダイナ楽器組み込みで東海楽器または寺田楽器の製造
20数年前に中古で購入。ケーラートレモロ交換、アッセン交換以降ほぼ使用無くソフトケース保管品
スライドスイッチの位置に4Way レバースイッチ、ピックアップとコントロールはオリジナル
べっ甲柄ピックガードと同色のコントロールパネル
日本製?ケーラーライセンストレモロ取り付け
重量3,420g
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BODY:Basswood NECK: Maple FRETBOARD: Rosewood 184R NAT:Bone FRET: Nomal PICKUPS: MG-Single×2 CONTROLS&SWITCH:1Vol 1Tone 4WayLeverSw BRIDGE: kahller Lic COLOR: RED 本体価格 90,000円 (フェンダーソフトケース付き)
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§ MG66-66 §
カタログにはMG69-65しかないと思いますが、このモデルはコンター加工の無い’67年以前のタイプです。’70年代にはコンター加工にストライプが入ったりしますが、個人的には’67年以前のコンター加工の無いムスタングが好みです。ネックポケットには品番等の記載が無かったのですが、ネックのポケット部分にMG66の表記がありました。カタログにはボディカラーが赤系の記載はないので正式な名称は不明ですが、観た感じは全く特徴のない感じのレッドです。定価は不明ですが、中古販売では10万円超の価格になっていました。
元はホワイトパール柄のピックガードでしたが、スライドスイッチの部分にレバースイッチにする改造をしてピックガードはべっ甲柄にしました。コントロールパネルは通常の金属製でしたが、長期間の保管で錆が酷くなっていましたので、ピックガードと同じ材で制作しました。購入して直ぐにEMGに変更しましたのでピックアップとアッセンは長らくソフトケースのポケットに保管していました。販売するにあたってスライドスイッチ以外のアッセンはオリジナルに戻しています。
レバースイッチは4Wayに変更しました。通常のリア⇔リア+フロント⇔フロントに加えてリア+フロントのシリーズになります。フロント+リアのハムバッカー的なパワーのある組み合わせが追加になります。スライドスイッチ部分にレバースイッチを取り付けていますが、ノブの部分を折り曲げて6弦側に向けていますのでそれ程演奏の妨げにはならないと思います。元々が各ピックアップのON-OFF-ONが2つですので操作性はむしろ良くなっていると思います。
1弦側のホーン部分のピックガードにスイッチを移設するのが定番ですが、出来る限りオリジナルのままで改造するというコンセプトで作業したのでレバースイッチ取り付けの為にスライドスイッチ部分のザグリを深くしただけに留めています。コントロールパネルはオリジナルのままだったのですが、長期間ソフトケースの保管中に腐食が進み錆が酷くなっていましたので、ピックガードと同材で制作しました。こちらは市販のコントロールパネルと形状も取り付けビス穴も同じです。
スライドスイッチ×2の位置に4Wayレバースイッチを取り付けてノブを90度曲げています。 |
もう一点の大きな改造点はダイナミックトレモロをケーラータイプに変更している事です。ダイナミックトレモロはスプリング部分のみハの字に座具られていますが、ケーラーはその内側に凸形状のザグリになります。取り付けビスの受け部分をハの字部分にダボを入れる形で追加しています。元のブリッジのアンカー穴とエンド側の取付穴がケーラーユニットの外側にはみ出していますがエンド部はビスで塞いでいます。アンカー部分は両サイドにそのまま残っています。
ケーラートレモロはダイナミックと違和感ないタッチで、さらにアームの効きが大きくなる感じです。本体にファインチューナーがありますので、ロック式のペグやロックナットに変更すればフロイドローズに近い感じになります。弦高の他弦間ピッチも調整可能なのでブリッジ部分は10mmピッチにしています。ライセンス品ですが、機能的には全く問題ありません。弦高とオクターブ、弦間ピッチの他、トレモロのスプリングの強さとアームの固定の強さの調整が可能です。レンチ類の付属はありません。
ケーラートレモロをダイナミックトレモロと比較しますと重量が重くなる以外にはネガティブな要素はほとんど無いと考えております。トレモロのタッチは近い感じですがアーミングの幅が大きくローラーナットで可動部もシャフトなのでロックナットを追加するとフロイドローズ的に使えますし、ファインチューナーもあります。ただ激しいアーミングやピッキングでナットから弦が外れてしまう場合があります。ブリッジ部分の弦高を高めにしていますが、それでかなり回避出来ま。オリジナル製品よりもボールエンドの取り付け部分がタイトで弦の着脱には少し慣れが必要だと思います。必要ないと思いますが、ダイナミックトレモロに戻す事も可能でブリッジのエンド側に残っているビス穴等はそのままなので加工は必要ですが痕跡は残りません。
二十数年前に中古で購入した際には殆ど傷も無かったのですが、長期間ソフトケースで保管していた為ケースの外からの衝撃で打痕と傷が少々あります。購入後は殆ど演奏しておりませんでしたので、四半世紀前の製品としてはかなり綺麗だと思います。
販売にあたり、クリーニングと再調整をしてアッセンはセレクター以外はオリジナルに戻しています。ボディには小さいですが下地が見える位の打痕が数か所あります。補修はしていませんが、レッドを塗って目立たなくしています。また、接ぎ目のヤセや細かい傷もあります。20年以上前のギターとしては比較的美品だと思います。ボディはバスウッド材ですが、STSのボディ材と同様の少し重量のある材の様で、弦を張った画像の状態で3,420gになります。
§ ネック §
ネックはナット幅が40mmのナローネックです。グリップはUシェイプで’70年代のフェンダー的なエッジの部分の形状が変わらず頂点部分が平らになっていくタイプです。ペグはオリジナルのままでテンションピンをローラー対応に変更しています。ヘッド裏のエッジ部分に凹みが少しある程度で全体的には綺麗です。フレットは購入時に少し凹みがありましたが入手以降は殆ど演奏していなかったので8〜9割は残っています。擦り合わせて凹みを無くして磨いて指板もクリーニングした状態です。
残念ながら保管中に打痕がついてしまい2フレットのグリップ側に7mm幅程度の凹みがあります。ヘッド裏等にも小さな凹みや傷は多数あります。指板は184Rで弦高は当工房の基本仕様の12フレット1弦が約1mm、6弦が1.5mm程度で調整していますが、1音程度のチョーキングは音詰まりしない程度で可能です。もう少し弦高を上げると普通に演奏する分には全く問題ありません。
他にも細かい傷等はありますが、比較的状態はいいと思います。 |
ペグはオリジナルのクルーソンタイプです。ケーラートレモロもロックナットがあり取り付けますとフロイドローズに近いチューニングの安定になります。近年はロック式ペグでナットの調整をしっかりとすると殆どストレスなくアーミングが可能になります。マグナムロックに交換をご希望でしたら工賃2,000円(パーツ代別途)の追加でうけたまわりますのでご購入のお申込みの際にお問い合わせください。
改造品につき通常販売されている中古価格よりは安価にしています。個人的にはケーラートレモロや4Wayレバースイッチはオリジナルの仕様よりは実用性が高いと考えております。
§ ご購入等につきまして §
ご購入は メールで件名を 「Fender Japan Oシリアル ムスタング改購入希望」として、お名前とご住所をお書き添えいただきましてお申込みください。受付けさせていただいたお客様にはお支払いのご案内のメールを送信します。受付けのメールを受信後に当工房の口座にお振込みをお願いします。万一、複数にご購入のお申込みがある場合には先着順でご案内いたします。
お支払いの確認をさせていただきましたらヤマト運輸の運賃着払いで発送します。付属するソフトケースは入手後にムスタングが収納できるものをヤフオクで入手したものですが、フェンダージャパンのものだと思います。ソフトケースにクッションが無いので緩衝材で本体を保護してケースに入れて、それを160サイズの段ボールに緩衝材を入れて発送します。お受け取り日時のご希望等がありましたら合わせてお知らせください。
送料と送金手数料はお客様のご負担でお願いします。 お支払いは当工房の口座にお振込みのほかクレジットカード決済はPAYPAL※のお支払いで可能です。決済手数料のご負担もお願いしておりますのでごご請求額は93,500円になります。クレジットカードでお支払いはご購入のお申込みのメールでお知らせください。受付けの返信とPayPalからご請求のメールをお送りしますのでそちらからお支払いください。
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