〜ザグリについて〜

 STMはいわゆる弁当箱ザグリというフロントピックアップからリアピックアップまで四角くザグられています。現行のミディアムスケールのストラトキャスターはノーマルのザグリの様です。(2HBモデルは確認していません)

アッシュのDGストラトタイプのザグリの様子

 STMのフロントピックアップは通常のストラトと異なりレスポールの様に24フレット上にポールピースがくるようにセットされている様です。所有のSTMはピックアップを3シングルに変更して、フロントピックアップもお気に入りの位置に移動させていました。それに伴ないザグリも少し小さくしています。

 ボディのみをオーダーされたお客様はノーマルのザグリと弁当箱ザグリのいずれもお選び頂けます。裏ザグリの場合は追加工賃を承ります。ピックガードはホワイト、ブラックの1Pでピックアップの配列も指定可能です。3Pのピックガードは500円追加にて承ります。ホワイト、ブラック以外をご希望の方はお問い合わせ下さい。

〜DGカットについて〜

 STMの場合ヒールカットがありジョイントプレートの形が違います。フェンダーのジェフベックモデルにも採用されていてDGカットと合わせるとハイポジションはかなり演奏しやすくなります。 

 右の写真はトップページにあるミディアムスケールのジェフベックモデルのジョイント部分ですが、STMのボディをアッシュのDGストラトタイプに交換する際にヒールを加工してリフィニッシュしたものです。4テンプレート以上にハイポジションの演奏性が向上しているのがわかると思います。

 現行のST−○○Mはノーマルプレートですが、DGカットは4点プレートでも格段に演奏性は高まります。フェンダー系らしいルックスを残しつつ、4点プレートをつけることにより強度的にも問題ありません。

左のボディをヒールカットしてプレートを交換しました

 製品情報Vol.1でご紹介した様にロングスケールのストラトキャスターのネックに合わせてのボディの製作もいたします。ポケット部分を延長させる事により4点プレートでジョイントされていればネックに加工することなしに組み込む事ができます。

 ロングスケールがお好みで、ボディサイズの大きさが気になるという方は是非お考え下さい。ボディのジョイント付近が22フレット近くまでカットされ、DGカットと合わせてハイポジションの演奏性が向上するとともにボディの取りまわしが楽になります。

 写真の右側は私が某ギター製作学院で製作した第1号です。大きさを比較するのには、同じようなカラーが良いので、並べてみました。多少いびつですが、大きさはノーマルのストラトキャスターと同じです。’87年に製作したものですが、オールラッカーで管理もいい加減だったので、良い感じでウエザーチェックのようなものが入っています。


 現在DGストラトキャスタータイプのボディ単体のオーダーを5台限定で特別価格にて承っております。ショートスケールバージョンも可能です。詳しくはこちらをご覧下さい。