塗装工程

 

 DG工房の塗装は下地からトップコートまでオールラッカーです。シーラーで木地を整えサンディングシーラーを吹きます。必要最小限の回数を吹いた後しばらく乾燥させます。時間が経過すると木目に沿って゛ヤセ゛が生じます。ここで急ぐと仕上がった後にやせてしまいますので、十分に乾燥時間を取る必要があります。

サンディングシーラーを乾燥中のボディです。
サンディングシーラーを吹き終えた状態です

 木地のペーパーの磨きキズとやせた木目に沿った゛ヤセ゛をサンディングシーラーをはがさない様にペーパーで磨きます。磨いて平滑になったところで着色します。’57タイプは2トーンサンバースト、’61タイプは3トーンサンバーストにしました。最後にクリアーを吹きます。

トップコートを乾燥中のボディです。
トップコートを吹き終えて乾燥させている状態です。

 再びクリアーを吹き終えた状態で乾燥期間を取ります。ここでも急ぎすぎると仕上がってから木地がやせて木目に沿ってへこんだりします。ラッカーの場合は経年変化は避けられませんが、仕上げ前にしっかり乾燥させることでより長くラッカーのしっとりした美しい輝きを長く保つ事が出来ます。

 ネックについても同様な工程で進めます。’57タイプは比較的黄ばまない塗料が特色なので、着色していません。’61タイプはごく薄くイエローを吹いています。

 ヘッドにトップコートを吹く前にロゴを貼ります。ロゴはとりあえず、ペイントで作りました。実はこれで3回目の変更ですが、しばらくはこれにしょうかと考えています。

 最後に耐水ペーパーで研磨して、バフをかけて仕上げて塗装工程は終了です。

塗装工程を終えたネックです。
バフをかけて塗装工程を終えたネックです。

 


 取り急ぎ塗装工程の流れを説明させて頂きました。画像を記録するのを忘れてしまい、ネックの画像を紹介できませんでしたが基本的にはボディと同じです。

 オーダー頂いたモデルの製作過程に付きましては、このように画像と共に出来る限り詳細にアップしていきます。