製品ファイルVol.5
DGストラトキャスタータイプ古川モデル
〜古川博之シグネーチャーモデルのご紹介〜
DGストラトキャスタータイプは、ノーマルストラトキャスターのイメージをそのままにミディアムスケールで製作しています。
古川博之氏はSTM−55をカスタマイズして長年愛用されていますが、そのギターの仕様を基本としたDGストラトキャスタータイプをオーダーして頂きました。
古川さんはSTMのホーンの形状がお気に入りとの事で、DGストラトキャスターをベースにSTMのホーンの形状を取り入れました。
さらに古川さんのご要望・アイデアを取り入れながらストラトキャスタータイプを改良していく形で製作を進めました。そうして出来たものが今回ご紹介いたします゛古川モデル゛です。
製品化を快諾して頂きましたので、古川さんにお渡ししたモデルの詳細についてご紹介してシグネーチャーモデルのご案内をさせて頂きます。古川さんにオーダー頂いたモデルの製造工程はこちらでご覧頂けます。
古川モデルは、基本的に長年に渡り愛用されているSTMをベースにして製作しています。サンプルとしてお預かりしたSTMについては、Room314でも紹介させて頂いています。それについてはこちらをご覧ください。
古川さんには、製作にあたりいろいろとアドバイスやアイデアを頂いたりロゴの製作までして頂きました。大変感謝しております。
∞ 塗装の仕様について ∞
ボディカラーはシースルーグリーンでDG工房初のオリジナルカラーです。゛サバンナグリーン゛と命名しました。フィガードメイプル等の特殊材以外ではあまりする事の無い木地着色をして、さらにその上に若干感じの違うグリーンで着色しています。
木地着色の場合は、木工段階で通常の木地磨き以上に丁寧に磨かないと傷が無くても着色料がムラになるのでとても手間が掛かります。゛サバンナグリーン゛はさらに若干色合いの異なるグリーンで着色します。
光線の当たり方で感じが全く変わるために写真では分かりにくいのですが、深みのある色合いになっています。上の中央の写真は光の強さが違うだけですが、全く違った印象になります。
古川シグネーチャーモデルも同じ工程で塗装します。サンプルカラー通りに着色しますが、材によって木地着色の状態が異なりますので完全には同じ色になりませんのでご了承ください。
ネックはヘッドトップはナチュラル、それ以外は艶消しナチュラルです。ヘッドには古川さんご自身に製作して頂いたシルバーにブラックの縁取りがついたロゴとモデル名が付きます。
勿論、ボディ、ネックともにオールラッカー塗装です。DG工房のギターは基本的に全てオールラッカーで製作しています。